センチ旅行記 高松・大阪・京都・金沢編 10月24日(3日目)

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〜10月24日・大阪〜坪尻〜高松へ〜
 2005年10月24日深夜、大阪行急行「きたぐに」車内。外は依然として激しい雨と時折雷が鳴り響いている中、583系「きたぐに」はほぼ定刻通りに大阪に向かってひた走っていました。長岡を過ぎた辺りから直江津を発車した頃までが最も雷雨が激しかったと思います。これで晴れていれば星空を拝むこともできたのでしょうが、どうも無理のようです。この急行「きたぐに」号。急行列車な為か、深夜でも比較的停車駅が多いのですが、古い車両といえ電車であるという強みもあり、かなり快調な走りを発揮しています。かつては昼夜兼用の特急用に製造された車両だけあって、加減速も申し分ない。
 午前0時53分直江津到着。自由席車両はどうか判りませんが、少なくても私が乗車していたB寝台では深夜の車内放送はありませんでした。そして乗降客の姿もほとんど無し。センチメンタルジャーニー第3話では、ここで七瀬優に絡んだ酔っ払いが慌てて降りたりしていますが、それにしても長岡〜直江津間を急行で通勤とはいい身分ですな、自称課長代理は‥(笑。

列車の案内板に隠れてしまっていますが、
直江津駅の駅名標です。


同じく深夜の直江津駅。
ホームは静まり返っていました‥。


午前3時5分、金沢駅に停車しました。
写真の583系は新潟行の下り「きたぐに」です。
金沢駅で上りと下りの「きたぐに」は行き違うようですね。


同じ頃に撮影した私が乗車したB寝台車内。
3段寝台だけあって、結構迫力がありますが、上段、中段は
わりと空いていました。

 深夜午前3時過ぎ、私は1時間半ほど寝た後にふと目が冷めたので窓の外を見てみると‥‥、ちょうど金沢駅に停車するところでした。雨はほぼ止んでおり、うまくいけば星空が見られるかも‥?と期待が膨らみます。夜行列車で夜景や星空を見ながら、センチソング、とりわけ優の曲を聴くことこそ夜行寝台列車で旅する醍醐味だと、個人的には思うわけです。
 金沢駅の向かいのホームには、新潟行の下り「きたぐに」が停車していました。この下りの「きたぐに」は、なんと金沢駅に49分の長時間停車をするようです。ちなみに私が乗車した大阪行上り「きたぐに」は8分間の停車でした。そして深夜にもかかわらず、金沢駅のホームには琴の音色の発車メロディーが鳴り響く。時間に関わらず律儀に発車メロディーを鳴らす金沢駅に乾杯(笑。
 ちなみに金沢もセンチ都市ですが、帰りに立ち寄ります。この後、しばらくして雲の隙間から少し星空を拝むことができました。あれだけ雷雨が激しかったことから、一瞬ジャーニー第3話の優を思い出されました。そして福井〜長浜付近のデッドセクション(交直流切り替えポイント)を通り米原へ、そして京都へ近づきます。京都と「きたぐに」の終点大阪もご存知センチ都市ですが、ここも帰りに立ち寄ることにしました。
今は一気に四国高松へ向かいます。あと、長浜のデッドセクションですが、アニメジャーニーでは完全に照明が消えましたが、私が乗車した「きたぐに」では、ゆっくりと点滅しただけでした。実際には完全に消えることもあるそうですが‥。

午前6時16分、京都へ到着です。
1年ぶりに見る京都タワー。


6時49分、終点大阪へ到着しました。
この日の大阪は良く晴れていました。


大阪駅の11番ホーム。
実はここもセンチスポットと言えなくも無いのです。


大阪駅の駅名標。



11番ホームにて、金沢行特急「雷鳥」


大阪〜姫路まで乗車した特急「はまかぜ」

 大阪駅に到着した急行「きたぐに」は、しばらくすると回送列車として去っていきました。朝の大阪駅というと、大阪環状線を始めとして、通勤・通学ラッシュで大混雑です。その人の多さは札幌の比ではありません。しかも皆駆け足で歩くのが速い(笑。
私は比較的空いていた11番ホームにいました。このホームは主に北陸方面へ向かう特急列車が発車するホームなのですが、センチジャーニー第5話で檜山恭子が乗った急行「たかやま」(99年12月廃止)が発車したのもこのホームだったと思います。そして森井夏穂が追って通天閣スペシャルを渡したのも‥。上の11番ホームの写真はその時のシーンを思い出しながら撮影しました。
 大阪→姫時間で利用するキハ181系特急「はまかぜ」の発車まで2時間半近くある中、いくつか鉄道写真を撮影しつつ時を過ごし、9時半ごろようやく「はまかぜ」が入線してきました。普通大阪〜姫路間は在来線だと新快速電車を使うところですが、未だにキハ181系に乗車したことが無かったので、今回あえて「はまかぜ」に乗ってみることにしました。30年以上前の古い車両ですが、キハ181系最後の定期列車として、力強い走りとエンジン音でした。その走りっぷりは、北海道のキハ183系0番台に勝るとも劣らないでしょう。車内はがら空きでしたが、途中駅で徐々に乗車して、私が下車した姫路駅では多くの人が乗車したようです。
 姫路から岡山までは新幹線「ひかりレールスター」に乗り換え、指定席は2列配置だったので快適でした。

岡山駅の駅名標
ここから快速「マリンライナー」に乗り換え、四国へ。


坂出駅で撮影した国鉄色キハ65系。
この列車で坪尻駅まで行くことに。


とうとう来ました、坪尻駅です。
国鉄色車両をバックに撮影。


駅ノートは全部で8冊も!
滞在した約2時間、退屈しないで済みました(笑


とりあえず持参したセンチフィギュアと記念撮影(爆


駅の近くにあった廃屋‥‥


廃屋に近づいてみると、バイクが打ち捨てられていました。


廃屋の中は薄暗く不気味です‥。


坪尻駅の駅舎
駅前と言ってもなにもありません(笑


坪尻駅の駅名標



駅付近にある踏み切り
当然警報機などは無く、列車に注意しなければなりません


猛スピードで通過する特急列車



これは坪尻駅から阿波池田まで移動する際に乗車した普通列車



スイッチバック方式として、一旦奥の引込み線へ入り、
その後バックでホームに入線してきました。


阿波池田駅の駅名標



阿波池田〜宇多津間で利用した2000系特急「南風」
アンパンマン仕様でした

 岡山から四国坂出まで快速「マリンライナー」で移動。高松まで行かずに坂出で途中下車し、「徳島・香川フリー切符」を購入。この切符は、徳島県と香川県内のJR線の普通、快速、特急列車の自由席を2日間乗り放題というちょっとお得な切符だったりします。値段は6000円。これで坪尻駅や四国のいくつかの特急列車の乗車することになります。この間少し時間に余裕があったので、坂出駅の近くにあるとういう最後のセンチ応援店を探してみましたが見つからず、自分の勘の悪さを反省することに(苦笑。
 やがて坂出駅に阿波池田行普通列車がやって来ました。国鉄色キハ65+58系というこれまた貴重な編成でした。途中琴平までは結構混んでいましたが、この琴平でほとんどの乗客が下車し、ここから坪尻までは車内に私を含めて2名のみ(笑。
おかげでくつろぐ事ができましたが‥。キハ65系の車内には「自由席」の札が掲げられていました。かつての急行時代の名残でしょうか。しばらくして坪尻駅に到着。この駅はスイッチバック方式をとっている為、一旦奥の引込み線へ入り、それからバックして入線します。予備知識の無い人が乗っていたら、ちょっと驚くかもしれませんね(苦笑。
 そして当然(?)ながら、坪尻で下車したのは私のみ。まあセーラー服の女の子が下車するよりは驚きは少ないでしょう(笑)。早速周辺を写真撮影して、駅舎の中を調べてみると‥‥、噂に聞いていた駅ノートが全部で8冊もありました。この駅に訪れた人々の記念の書き込み、中にはセンチの七瀬優に関する書き込みも数多く見ることができました。優のイラストも交えた書き込みもあり、センチメンタルジャーニーの影響力について改めて感心させられます。そこで密かに連れて来たセンチのフィギュア、残念ながら真奈美のフィギュアは所持していませんが、優、若菜、妙子の3名のフィギュアと駅ノートで記念撮影(笑。

 乗ってきた列車が発車して行った後は、辺りに静寂が支配します。遠くから国道を走る車の音がかすかに聞こえ、鳥の鳴き声(?)等も聞こえますが、人間の気配はありません。駅舎の中は、駅ノート以外には、蛾や蜘蛛やその他色々な虫も多く、椅子も結構汚れているので、ちょっと駅寝をする気にはなれないですね(苦笑)。ここで少し駅の周辺を見て周ることにしました。駅前はまさに獣道状態で、草むらが覆い茂っており、ここら辺にも多くの虫が棲息しているものと思われます。線路には踏切があるものの、当然ながら警報機や遮断機等は無く、駅舎にあった列車の通過時間表を確かめた上で渡らないとかなり危険かと思われます。この坪尻駅に停車する列車の数はそう多くは無いのですが、特急列車は30分に1本程度は通過していくので。それもかなりの速度で通過していきます。昔の勾配に喘いだ非力な気動車とは違い、最近の特急型気動車にかかってはこの程度の勾配なら難なく登りきることができるのでしょう。
 線路を渡ると、奥に廃屋が見えてきます。その近くには打ち捨てられたバイクも。かつて坪尻駅にも駅員がいたそうですが、その頃の名残でしょうか‥。廃屋の横に細く伸びる獣道のようなものが見えましたが、上のほうの国道へ繋がっているのでしょうか‥。
 やがて坪尻〜阿波池田まで移動する普通列車がやって来ました。阿波池田は高松とは逆方向ですが、一旦阿波池田へ行った後、坂出の一つ手前の宇多津駅まで特急「南風」で移動して、それから快速で高松まで移動します。その前に坂出駅のロッカーに預けた荷物も取りに行かなければなりませんが‥。結局高松に到着したのは日が沈んだ後となりました。晩飯を食べた後、ホテルへ向かい、高松周辺のセンチスポットへは明日25日に行くことになります。


続く

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