センチ旅行記 金沢・京都編


〜出発〜
 2003年10月19日〜23日にかけて、金沢と京都へ赴くことになった。今回はJRツインクルプラザのフリープランを利用するため、帰路は飛行機となる。行きは前回同様またトワイライトエクスプレスだが途中金沢で下車し、美由紀の地元を巡礼してから後、京都に向かう。
 出発当日、札幌は秋晴れの良い天気に恵まれた。三年ぶりにトワイライトエクスプレスに乗り込み、札幌を発つ。前回と違って車内が木目調にリフォームされており、高級感が漂う。今回は青函トンネル内で、サロンカーで行われる車掌による青函トンネルに関する説明イベントに参加してみた。なかなか分かりやすい説明である。再び青森を経て一路南に向かう。外は当然暗闇ではあるが、晴れていたようなので個室の照明を消すと星空が見てとれる。ここでセンチソング(特に優の曲)などを聴きながら夜空を眺めると、いかにも巡礼の旅という気がする。翌日、今回は長岡を過ぎたあたり(午前5時半頃)で目が覚め、しばらく薄暗い外の景色を眺めていたが、やがて直江津に到着する。そこで目にしたのは、隣のホームに新潟行き急行きたぐにが停車しているではないか!きたぐにといえば、ジャーニー第三話で優が新大阪まで乗っていた列車。その上ここは直江津駅(笑)。すぐに優や芹沢琴音とともにあの酔っぱ(略)が思い浮かんだが、当のきたぐにはすぐに発車してしまった。

〜金沢到着〜
 食堂車で朝食をとり、しばらくすると美由紀の地元、金沢へ到着。時間は午前9時前、観光には丁度良い時間である。下車し改札を出るが美由紀が待っていることもなく、兼六園行きのバスも存在しない。気をとりなおして、まずは観光フリー乗車券を買い、金沢周遊バスにのり兼六園へ向かう。兼六園は美しい日本庭園だが、かなり広く全て散策するのは時間がかかる。とはいえ、見ていて飽きが来ないのはさすがというべきか。次いで金沢城公園を見、次に目指すは犀川のほとり、「犀川文学碑前」でバスを降り、犀川沿いにしばらく歩いてみる。センチ1では美由紀に初めて出会うとこの犀川のほとりで悩み事の相談をうけるイベントがあったことを思い出しつつ、その雰囲気を味わう。そしてそのまま長町武家屋敷を通り、香林坊まで歩き、例の香林坊と書かれた石碑を確認し、東町へ向かうため再びバスに乗る。若菜が京都に似ていると言っただけに、京都に似た風情で落ち着きのある茶屋街である。こういう場所はちょっと地元の札幌には存在しない。こうして一日が過ぎ、今日の宿、金沢都ホテルへ向かう。

〜京都見物〜
 翌21日、この日はまず午前9時過ぎに金沢から京都方面へ行く特急サンダーバードに乗り込み、午前11時過ぎに京都へ到着する。まず京都観光2日乗車券を購入し、市バスで一路清水寺へ向かう。清水寺への長い坂道を登り、ようやく清水の舞台や地主神社のある辺りに到着する。辺りは修学旅行生ばかりで自分の高校の修学旅行時を思い出す。地主神社はセンチ1の若菜が主人公との縁結びを願った場所。若菜は寺社巡りが好きだというから、この清水寺への長い坂道もよく往復していたのだろうか‥などと考えながら、徒歩で八坂神社のほうへ歩みを進める。その後、哲学の道を通り銀閣寺へたどり着く。銀閣寺を一通り見終わった頃には日も翳り始め、今日の宿、ホテル京阪京都へ向かう。ホテルの窓からは、ちょうど京都駅の新幹線ホームが丸見えで、日頃新幹線と縁の薄い道民の私としては新幹線が到着しては発車する光景は見ていて飽きない。
 翌日22日、ホテルを発ち地下鉄〜バスへと乗り継ぎ、最初の目的地、上賀茂神社に到着する。この神社は7世紀に創建された京都でもかなり古い歴史を持つ。辺りの社家の町も落ち着いた雰囲気でいかにも京都らしい情緒である。ちなみに昨日の銀閣寺やこの社家の町はセンチには関係ないが、私がセンチと同じくらい好きなゲーム、久遠の絆に登場する。つまり京都はセンチの若菜の聖地であると共に、久遠の絆の聖地でもある。さて、上賀茂神社を後にし、今度は金閣寺へ向かう。金閣寺は昨日の銀閣寺や清水寺のように修学旅行生が多かったが見物に支障をきたすほどでもない。金閣寺は銀閣寺とは対称的に金箔が張られており、少々ハデだなぁと思いつつ次の目的地へ移動する。その後竜安寺、仁和寺、妙心寺などの有名どころを巡りながら、また嵐山へたどり着く。そして再び嵐山周辺を散策した後、この日の観光を終えホテルに戻る。

〜帰路〜
 翌23日は最終日。帰りの飛行機は伊丹空港から午後3時頃に発つ便なので、昼ごろまではヒマなのだが、とりあえず、駅ビルや隣接する百貨店や土産屋を見て周り時間をつぶす。昼過ぎに空港バスに乗り込み、伊丹空港へ向かう。飛行機に乗るのは数年ぶりだが、まあたまには良いかなと思いつつ約2時間のフライトで新千歳へ着陸、札幌へ向かい帰宅する。センチ巡礼者としては、いつか急行きたぐににも乗りたいと思っている。(北海道在住ではなかなかむずかしいが)


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