センチ旅行記 京都・大阪編


〜出発〜
 2000年9月19日〜25日にかけて、京都、大阪へ巡礼に赴いた。また行きも帰りも鉄道!せめて片方は飛行機にしろという声が聞こえていそうだが、鉄道マニアの私としては飛行機はよほどのことがないと乗る気はしない。行きは札幌から大阪まで一気に直通の寝台特急トワイライトエクスプレスで、帰りは早朝に京都を発ち、約12時間かけて青森へ着く特急白鳥、それから前回の旅でもお世話になった急行はまなす。今回は指定券だけで利用できるカーペット車の指定券を確保してあるので、なんとかなるだろう。
 9月19日当日、札幌駅のホームにトワイライトエクスプレスがやって来た。以前から一度は乗ってみたいと思っていた豪華寝台特急だ。車齢は古いもののさすがに中は豪華、初めて乗る個室寝台に胸をときめかせつつ「いい日旅立ち」が車内を流れ、発車する。途中五稜郭を過ぎたあたりで晩飯用の駅弁を車内販売で買い、津軽海峡の漁火を眺めながら食事をする。良い味で、駅弁ならではといったところか。青函トンネルを抜け、青森に到着。しかし、トワイライトは青森では客扱いせず扉は開かない。機関車を付け替えること約10分、進行方向が変わり、いよいよ南に向けて出発だ。
 翌朝6時半頃、直江津のあたりで目が覚める。直江津といえばジャーニー第三話で優に絡んだ酔っ払いが慌てて降りた駅だとか思い出しながら、ぼーっとすること約2時間、金沢に到着。今回は金沢は素通りということだが、いつかまた来ることもあるだろうと思いながら金沢を後にする。

〜大阪到着〜
 京都を正午過ぎに出発し約30分後、終点大阪に到着。時間はかかるが、札幌から乗り換えなしで関西まで行ける便利さというのも感慨深いものがある。とりあえず環状線に乗り換え大阪城公園に向かう。大阪城公園駅で下車、公園内を散策する。天守閣の大きさもさることながら、公園内もなかなか広い。天守閣や博物館を見て周り、天王寺へ向かう。天王寺を散策するうちに日も暮れてきたので、宿へ向かい。9月20日を終える。
 翌21日、この日は大阪市街を巡る。アメリカ村、心斎橋から道頓堀、日本橋に難破とセンチ1の大阪市内MAPのほぼ全てを21日に周りきる!感想はというと、とにかく賑やかな雰囲気で、難破や日本橋などセンチ1のデートの待ち合わせ場所も確認できた。お好み焼き屋もいくつか発見したが、残念ながら「おたふく」は発見できない。日本橋は第二の秋葉原と言われるだけあって、電気店や同人関係の店が軒を連ねている。
 翌22日、この日は午前は残りの大阪スポットを見物し、午後からは京都へ向かう予定である。朝食を食べた私は早速通天閣へ向かう。ジャーニーを見る限りでは、通天閣の見える範囲に夏穂は住んでいるものと思われるが、それらしいお好み焼き屋はやはり見当たらない。大阪は食い倒れの町と言われるだけあって、食事の店には事欠かない。適当なラーメン屋に入り昼食とし、大阪を後にする。

〜京都見物〜
 大阪駅から新快速に乗り30〜40分、いよいよ若菜の地元・京都に到着。噂には聞いていたが、京都駅の駅ビルの斬新なデザインに息を呑み、とりあえず駅前の京都タワーに登ってみる。札幌のテレビ塔と違い、エレベーター上昇中は外の景色は見えないが、展望室からは京都市街を一望できる。実は京都では京都タワーが一番高い建物だとか。
 次に東寺へ向かう。駅から徒歩約15分、五重塔が壮観な眺めで歴史を感じさせる。その後駅ビル内を見物し、22日の旅程を終える。
 23日。この日はじっくり京都を味わうつもりでいた。まず山陰本線で嵐山へ行く。このとき乗った電車はいわゆる湘南色で関東や関西では別段珍しくもないが、北海道民の私としては非常に珍しい代物。嵐山は観光客向けの土産屋がそれこそ所狭しと軒を連ねている。渡月橋やその周辺を散策するうちに、昼近くになり、昼食をとったあと、二条城や本能寺を見て周る。ここら辺は別にセンチとはあまり関係ないものの、個人的な趣味によるもの(歴史マニア)、それから新京極、川原町と歩みを進めているうちに、一日があっという間に過ぎ去ってしまう。それもそのはず、京都は見所のある史跡や観光スポット、それにセンチスポットも多く、とても一日や二日で周りきれるものではない。いずれまた来ることもあろうと思い直し、本日の宿へ行く。

〜帰路〜
 翌日早朝、足早に宿を後にし京都駅に行く。朝7時前に京都を発ち、青森へ向かう特急白鳥に乗るためだ。この列車、約12時間かけて大阪〜青森を結び(現在は廃止されている)、ちょうど午後11時近くに青森から札幌に向かう急行はまなすに接続している。車内販売で早速朝食の駅弁を購入する。途中また美由紀の地元金沢を通り過ぎ、酔っ払いの直江津(直江津市民の方、申し訳ない(汗))も過ぎ去り、新潟へ差しかかる。その後しばらくして日が沈み、午後10時過ぎ、ようやく青森に到着。三食とも車内販売の駅弁で済ませ、11時間以上座席に座りっぱなしというのはかなり酷だと今更ながら思い知ったものの、白鳥が廃止された今となっては乗っておいて悔いはないと思っている。そして例の急行はまなすに乗り換え、妙子のことを思い出す間も無く早々に発車し、一路札幌への帰路に着く。この時のはまなすはカーペットでごろ寝できたので、腰が痛くはならなかった。

追伸、札幌から関西まで往復鉄路はそれなりに覚悟がいります(笑)。
このときの巡礼には3ヶ月分のバイト代を消費しました。

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