センチ旅行記 高松・大阪・京都・金沢編 10月28日・29日(7日目、8日目)

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〜10月28日・京都・東山〜祗園〜鴨川〜河原町・新京極〜哲学の道〜京都タワー〜梅小路〜
 2005年10月28日は、京都市内のセンチスポットを観光してきました。以前にも行ったことのある場所も多いものの、改めて東山から反時計回りで祗園、河原町、新京極、哲学の道、京都タワーと洛東を中心として巡ったわけです。この他にも南禅寺や鴨川、梅小路蒸気機関車館等も見てきました。

 朝食をとってすぐにホテルを出発し、早速市バスで清水道まで行き、そこからしばらく清水坂を登ります。ここは2年前に通った場所ですが、今回は清水寺へは行かずに途中二年坂から徒歩で祗園まで歩こうと考えていました。この二年坂付近も、センチ1の京都市内スポット・東山として使われた場所だと思いますが、ゲームと同じ場所を見つけるに至らず(同じような場所が多いもので‥(爆)、とりあえず写真は撮りました。


京都東山・清水坂付近。奥に見えるのが産寧坂です。


京都東山の二年坂付近


京都東山・二年坂


東山霊山の護國神社


坂本龍馬・中岡慎太郎像


東山霊山より、京都市街。

 まだ午前8時半前ということもあり、ほとんどの店は開店前で人もまばらです。むしろその方が好都合ですが。あまり人通りが多いところでの観光はもとより、写真撮影にも気が引けるので‥。二年坂をしばらく下ると、右手に京都霊山の護國神社が見えてきました。本当は寄るつもりはなかったものの、ここには坂本龍馬を始め、幕末に活躍した志士が祀られており、その墓もあると聞いていたので、日本史好きな私としては少なからず興味を惹かれるものです。清水坂からは坂を下ってきたのが、今度は坂を登り東山霊山中腹にある護国神社内の明治維新史跡公園へ。坂本龍馬や中岡慎太郎、その他禁門ノ変、池田屋騒動で闘死した志士や天誅組の墓前で手を合わせ、京都市街を一望。この28日も昨日同様良い日和で市街地を見渡すことができました。
 一通り見終えて下山し、高台寺の傍を通り、やがて八坂神社が見えてきました。

京都・八坂神社


祗園・花見小路付近の路地


祗園・花見小路


京都祗園の白川・巽橋

 八坂神社の境内を通り、東大路通りへ出ます。道路を渡り、ここで撮影。そして祗園のセンチスポット・花見小路近辺に足を運びます。この辺りは小さな路地が多く、中々特定の場所を見つけるのは大変です。センチ1の祗園の雰囲気のありそうな場所で撮影。センチ1の主人公が若菜を連れ出して走ったのもこの辺りでしょうか。あと、祗園と言えば舞妓さんですが(ぉ)、この日は残念ながら見かけませんでした‥。

 花見小路を見た後は同じく祗園にある白川へ行ってみました。ここも花見小路同様、京都らしい風情のある場所ですね。小さな路地と石造りの橋、白川の流れとどれをとっても絵になります。
 祗園一帯の次は鴨川を渡り、センチスポットで言うところの河原町と新京極へ行ってみます。

四条大橋から上流方向を撮影


新京極にある錦天満宮


錦天満宮を背にして撮影
ここもセンチスポットだと思います


巨大な三門で有名な南禅寺



南禅寺水路閣


南禅寺水路閣真下で撮影


この水路閣も絵になりますね


哲学の道出発地点の碑

 祗園から河原町や新京極へは距離的にも近く、鴨川を渡ればすぐにたどり着けます。河原町と新京極は更に近い、と言うよりも河原町内に新京極という名の商店街があるようなものでしょう。祗園から四条大橋を渡り、河原町を通り新京極へ。新京極の錦天満宮はセンチ1の若菜のイベントで少し登場していますが、この錦天満宮から程近い場所が新京極のセンチスポットでした。早速撮影し、来た道を再び戻ります。河原町のセンチスポットは、ここも似たような場所が多く特定出来ませんでした。

 また四条大橋を渡り京阪線四条駅から三条駅まで一区間ですが乗車。三条駅から地下鉄東西線の京阪三条駅へ乗り継ぎ、蹴上駅まで乗車。蹴上駅から数分歩き巨大な三門で有名な南禅寺へ到着しました。南禅寺といえば、三門の他に琵琶湖から水を引いている水路閣も有名ですね。このレンガ造りの水路閣は明治21年に建築され、連続したアーチ状の橋脚が美しいものです。しかしさすがは京都と言うべきでしょうか。この南禅寺はもとより、先に巡った河原町、新京極等にも修学旅行生の姿を多く見かけました。どこにでもいますね(笑)。まあそれだけ修学旅行先としての人気が高いのでしょう。

 南禅寺からは哲学の道へ向かいました。哲学の道もセンチ1で若菜のお見合いイベントで登場したセンチスポットです。哲学の道はおよそ2kmありますが、その全てを歩いてみることにしました。全距離を歩くのは今回が初めてです。

哲学の道の一角


同じく哲学の道


おそらく御池大橋上から撮影した鴨川


京都タワー展望室より撮影(センチスポット)


京都タワー展望室より京都駅を撮影
右手奥に東寺の五重塔が見えます


京都タワー展望室より300系新幹線
東京方面から入線


京都タワー展望室より東本願寺



梅小路蒸気機関車館転車台


夜の京都タワー(センチスポット)

 南禅寺〜銀閣寺を結ぶ哲学の道。まだ紅葉の季節ではなかったとはいえ、少しずつ色付き始めているようでした。これが春だと桜並木が花咲き、秋とはまた違った色合いを見せてくれるのでしょう。この日も良い散策日和となり、普段なら2kmも歩くのも億劫になりがちな私ですが、人通りもわりと少なく、気分良く散策できたわけです。この全長2kmある哲学の道のどの位置かは不明ですが、若菜が主人公にお見合いについて相談し、自分の気持ちが大切だと励ました、とても印象に残るイベントでした‥。

 哲学の道を歩き通し、銀閣寺付近に到達した私は、市バスで出町柳駅前まで移動し、そこから鴨川沿いを南に歩いて地下鉄東西線京阪三条駅まで行きました。鴨川沿いも哲学の道と同様に散策向きな場所ですね。出町柳から京阪三条駅までは思っていたよりも距離がありましたが‥‥(苦笑)。地下鉄に乗り込み、京都駅へ戻った頃には、もう午後1時を過ぎていましたが、京都タワーのレストランで昼食を取り、この日最後のセンチスポット、京都タワー展望台に登ってみることとなりました。日中に展望台に登るのは2年ぶりです。京都タワーの展望台は京都で最も高い場所と言っても過言ではないでしょう。毎年8月16日の大文字焼きの時などは、予約制にしているほどです。昨年の夜景の町並みも良いけど、日中もまた碁盤の目のように区分けされた町並みを見ることができるのです。それにしてもこの京都タワーは建築から40年以上経過しているものの、まだまだ色あせていませんね。

 京都タワーを後にしたものの、まだ日も高いとなれば、他の観光スポットでも行ってみようかということになり、以前から興味のあった梅小路蒸気機関車館に行くことにしました。ここには全国で活躍した蒸気機関車が18両保存されており、その一つ一つを間近で見ることができます。C62の2号機や動態保存されている蒸気機関車、それに資料展示館のSL模型やSLに関する多数の資料。これは鉄道ファンなら一度は見学することをオススメします。転車台もほぼ現役当時のままの状態だとか。しかし間近で見るととても迫力があるものですね。漆黒の色と共に、威圧感のある風貌。重量も相当なものでしょう。

 梅小路蒸気機関車館を後にしたものの、まだ午後4時前。まだ宿に戻るのも早いということで、1週間近くネットをやっていないことでもあるし、ここは一つ久々にネットカフェへ‥‥。河原町の某ネットカフェで自分のサイトの掲示板に書き込みしたり漫画を読んだり適当に過ごし、途中レストランで夕飯を食べ、結局宿に戻ったのは午後8時過ぎでした。

 とにかくこの28日は、センチ1の京都市内スポットを重点的に巡ったわけですが、朝早く出発したせいか思いのほかスムーズに周りきることができました。京都の各名所は散策して飽きが来ませんね。普段来ないからかもしれませんが、歴史的な名所が多いというのも北海道にはない魅力の一つでしょうか。

〜10月29日・京都から金沢へ〜
 翌29日というのは、午前中は強めの雨が降り、あまり観光地巡りはしませんでした。三十三間堂と方広寺、豊国神社へ行ったのみで、後は京都駅近辺の百貨店や本屋を見て周ったり、京都駅ホームで鉄道写真を撮影したりと‥‥。そんなところです。午後4時40分京都発特急「雷鳥31号」で金沢へ向かいました。

 まずは朝8時頃に京都駅前から市バスで三十三間堂へ向かいました。この日は昨日一昨日とは打って変わって午前中はかなり激しい雨に見舞われました。とはいえせっかく来た京都で無為に時間を潰すのもどうかと思い、京都駅からそう遠くない場所にある寺社でも巡ってみることに。三十三間堂。ここは平清盛が建立した寺で、1001体の観音像が奉られておりその光景はまさに圧巻といえるでしょう。堂内は御香の匂いに満ちており、ここにも多くの観光客の姿がありました。天候の良し悪しに関わらず観光都市なんですね。

三十三間堂入口


三十三間堂

 次に足を運んだのは方広寺と豊国神社です。方広寺は豊臣秀吉が建立し、大阪の陣のきっかけの一つとなった「国家安康・君臣豊楽」の大鐘で有名です。今までは本でのみ見たことがある歴史的に有名な遺産をこうして間近で見ることができるというのも、京都ならではと言えましょうか。方広寺に隣接する形で建てられているのが、豊国神社です。その名の通り豊臣秀吉を祀る神社なのですが、豊臣家滅亡後、徳川幕府によって取り壊され、再建されたのは明治後です。ここの宝物館には秀吉ゆかりの遺品が展示されていました。ここも写真撮影したものの、ピントがズレてしまって掲載できず‥(汗。
 雨も治まる気配がないので、ここで一旦京都駅へ戻ろうかと言う思案に至り、フリー乗車券が使えることも考え、市バスで地下鉄京阪三条駅へ向かい、京阪三条駅から地下鉄で京都駅へ戻ることにしました。京都の地下鉄はJRや私鉄と同じレールのため、相互乗り入れが可能というメリットがあります。実際私鉄路線との乗り入れ車両を見かけました。

 京都駅へ戻り京都駅周辺の百貨店や本屋で立ち読みしたりで時間を潰したもののすぐに飽きてしまいました(笑)。そこでちょっと早いけど駅ホームに入り、鉄道写真などを撮影してみたり‥。その中で昼食を食べ、お土産を物色したり、これにはなぜか退屈しませんでした。やがて雨も治まり金沢行きの特急「雷鳥31号」が京都駅へ入線。今では珍しくなってしまった国鉄色485系電車の特急列車です。この列車も来年春のダイヤ改正で廃止されると聞いています。普通京都から金沢方面へJRで行く場合、特急「サンダーバード」を利用した方が早く着けるし車両も良い。しかし近々廃止されるという列車にあえて乗車してみるという物好きが高じて「雷鳥」となりました(笑)。現に京都から金沢まで「雷鳥31号」で乗り通した人はあまりいなかったようです。

地下鉄東西線・京阪三条駅ホームのホームドア


JR京都駅の駅名標


札幌行「トワイライトエクスプレス」


京都駅北口


湖西線のデッドセクションに入った瞬間の車内


無事金沢駅へ到着した「雷鳥31号」

 「雷鳥31号」に乗車してしばらくすると、もう日が翳り敦賀に到着する頃には、外は真っ暗闇と化していました。敦賀から福井、そして金沢と、照明を消せる寝台列車の個室と違って普通の特急列車では車内が明るいので夜景などを見るのは難しい。「サンダーバード」よりも停車駅が多い「雷鳥」は、加賀温泉や小松など駅を停車しながら約3分延で金沢駅に到着しました。隣のホームには新潟行き「北越9号」が接続客を待ち発車寸前だったようです。金沢〜青森間で使用されている485系3000番台を見ると、北陸とはいえ北国だなぁ‥と、思ったりしました。
 結局29日は京都の寺社3ヶ所と京都→金沢へ移動したくらいでしたね。まぁ25日〜28日はセンチスポット巡りの強行軍と化していたので、たまにはペースを変えてみるのも良いでしょう。さて、今回の旅もようやく終盤に差し掛かってきました。翌30日は今回最後のセンチ都市・金沢を見て周ります。


続く

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