センチ旅行記 高松・大阪・京都・金沢編 10月25日(4日目)

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〜10月25日・与島〜女木島〜高松市内スポット〜
 2005年10月25日、午前6時過ぎに起床して、まずは高松駅に向かいました。高松駅ホームにあるうどん屋で讃岐うどんを朝食とし、その後午前7時35分発特急「いしづち5号」に乗り込み坂出まで移動。ここでも昨日購入した「徳島・香川フリー切符」を利用します。坂出駅には7時51分に到着し、駅前からバスに乗り与島にあるセンチスポット・瀬戸大橋フィッシャーマンズ・ワースへ向かったわけです。この25日は程よく晴天だった為、瀬戸大橋や与島から眺める瀬戸内海はとても綺麗で穏やか、高松のセンチヒロイン・杉原真奈美が思い浮かびます。
 今まで瀬戸大橋は列車で渡ったのみで、自動車道をバスで渡るのはこの時が初めてとなります。ちなみにレンタカーを借りて、さらに通行料を払って行くよりも、バスで行った方がはるかに安い。坂出駅から往復千円ちょっとで済みます。旅の経費節約の為、この方法をとりました。

高松→坂出まで利用した特急「いしづち5号」。
高松駅で撮影。


瀬戸大橋を行くバスから撮影。
圧倒的なスケールとその眺めに感銘を受けました。


センチ1では「フィッシングポート」とも呼ばれた、
フィッシャーマンズ・ワースです。


左写真の反対側にある場所。
なまじ日差しが強いと、逆光に悩まされます。


観光船・咸臨丸


与島より望む瀬戸大橋


同じく与島・フィッシャーマンズ・ワースより


この場所もセンチスポットの一つ

 やがてセンチスポットである与島のフィッシャーマンズ・ワースへ到着。ここはお土産屋や観光船・咸臨丸の乗り場があります。咸臨丸は幕末、日本で初めて太平洋を横断した帆船ということで名高いのですが、ここの咸臨丸は幕末の咸臨丸を復元して観光船としたものです。今回は乗船しませんでしたが‥。
 さて、このフィッシャーマンズ・ワースへ到着したのはほぼ午前8時半頃、土産屋等の施設は午前9時開店なので、まだ人通りは少なく、写真撮影はしやすかったのですが、空は晴天だった反面、角度によっては逆光が強く、写真撮影に難渋する場面も‥。それでも四国と本州のほぼ中間に位置するこの島から見渡す瀬戸大橋、南国風の木々、波穏やかな瀬戸内海を見ているだけでも旅の疲れを忘れさせてくれます。結局土産屋では荷物になるので絵はがきのみ購入して、再びバスで坂出駅へ戻ることにしました。

再び戻った坂出駅。立派な高架駅です。


駅ホームから見下ろす坂出駅前。


高松駅の駅舎。


例の桟橋です。


女木島まで乗船したフェリー。


船内の様子です。


こちらは高松〜小豆島を結ぶフェリー。



高松港を離れたフェリーから撮影した高松市街。
玉藻公園の高松城が見えます。

 坂出駅に戻った後、HDDプレーヤーのイヤホンの調子が悪いことを思いだし、急遽駅前のサティでイヤホンを購入。約千円の出費でしたが、まあ想定の範囲内の出費です(苦笑。
 その後快速列車で高松駅へ戻り、一路女木島(鬼が島)へ。女木島もセンチスポットの一つで、別名鬼が島とも言われ、桃太郎の鬼退治のモデルにもなったといわれる島です。そのためか、島には鬼にまつわる伝承や観光地がいくつかありました。高松港から女木島まではフェリーで約20分、往復700〜800円ほどでした。一見小柄な船でしたが、トラックや自動車も何台か積み込まれていたようです。地元の人にとっては、唯一の交通手段ということでしょう。
 出航する少し前に、港に小豆島から来たフェリーが到着してきました。小豆島は女木島よりも距離があるためか、高松〜女木島間のフェリーよりもだいぶ大きいです。小豆島はオリーブ園等で有名なセンチスポットでもありますゆえ、次回高松へ来た際には是非足を運びたいところです。
 さていよいよ出航。高松港が徐々に小さくなり、瀬戸内海には大小いくつかの船が見え、遠くに屋島、目的地の女木島も見えました。高松港〜女木島までは約4km。双方から互いの港を望むことはできます。気温も高く、天気も良好でここでも穏やかな瀬戸内海の海を堪能することができました。

フェリー上から撮影した屋島。


女木島の一角、多数の漁船が停泊していました。


ここも有名なセンチスポットですが、
「ようこそ鬼が島へ」の文字が綺麗に消されて‥。


女木島のモアイ像。
周囲に人気はありません‥。


モアイ像を紹介する石碑。


帰りのフェリーが港へ近づいてきました。


先ほどのモアイ像の後頭部、フェリーより撮影。


島を守る(?)鬼灯台。

 女木島に着くと、センチスポットは港のすぐそばに集中していることに気がつきました。「ようこそ鬼が島へ」の看板は綺麗に消されてしまっていたものの、建造物の配置でピンときました。他はモアイ像もすぐ近くにあります。私が乗ってきたフェリーは女木島を出航すると、こんどは男木島まで向かい、やがて再び女木島経由で高松港へ向かいます。女木島での滞在時間は約1時間ほどでしたので、島の奥にあるという鬼の洞窟には行かずに、センチスポットを重点的に見て周りました。といってもすぐに撮影も済んだので、周囲に人も無く静かということもあり、例によって真奈美のセンチソングでも聴きながら時間を潰しました。
 帰りのフェリーに乗り込むと、ちょうどモアイ像の真後ろの位置に来たので、撮影してみました。真後ろから撮影した写真は珍しいかもしれません(笑)。しばらくして防波堤の先に鬼の像が抱えた小さな灯台が見えてきます。ここは港から歩いて来られるものの、船上から撮影した方が良く撮れています。鬼が島とも呼ばれるだけあって、鬼にちなんだものが多いですね。

船上より、女木島



玉藻公園入口。
高松のセンチスポットで最も有名な場所かも。


ここもセンチスポット。
なるべくゲームと同じ構図で撮影するよう意識して撮りました。


左写真の場所からほぼ真後ろを向いて撮影。
ゲームとは違い、高層ビルが建っています。

 高松港へ戻ると、今度は玉藻公園に向かいました。玉藻公園には昨年も行きましたが、撮影していないので改めて行ってみることにしました。センチ1で使われた玉藻公園の入口(旭門)は、駅側ではなく裏手にあります。ちょっと見つけづらいかもしれません。とはいえ、センチ1の高松では、ある意味最も有名な場所と言えるかもしれません。中に入るとすぐに例の櫓があり、センチ1とほぼ同じ構図で撮影することができました。平日の昼間ということもあり、人の数はそう多くはありません。これは写真撮影には好都合だったりします。この玉藻(高松)城の堀は、海水を引き入れている全国でも珍しい構造を呈しています。
 一通り見終えると、次は栗林公園です。また高松駅に行き、JRで栗林公園北口駅まで移動しました。栗林公園も昨年行ったものの、センチ1で使われた場所での撮影は行わなかったゆえ、玉藻公園同様今回改めて撮影します。

似て非なる場所。



南湖に架かる偃月橋。
栗林公園のセンチスポットでは最も有名かと。


東門にある年号。
皇紀表記とは珍しいですね。


この場所もセンチ1で使われていたと思います。
左写真と同じ、東門の出入口です。

 昨年来たときは天候が悪く、雨が滴る状況だったものの、今回は傘を差さずに済みました。私は北門から入場しましたが、この北門から南湖の偃月橋までは結構離れています。まあ公園内を散策しつつのんびり歩いていきましたが。やがて南湖が見えてきました。有名な偃月橋も架かっています。この橋も高松のセンチスポットの中では有名だと思います。栗林公園とくれば、まずこの偃月橋が思い浮かぶ人もいるでしょう。偃月橋からほど遠くない場所に、なにやら見覚えのある坂道が‥。一応撮影してみたものの、後でそれはセンチスポットとは似て非なる構図だったと知りました。要するに似た構図の場所も少なくないということですね。センチスポットにもよりますが‥(苦笑。
 帰りは東門から出ることにしたのですが、この東門も実はセンチ1で使われた箇所の一つでもあるのです。しかし東門に架かる橋に刻まれた年号、おそらくこの橋が架けられた年月日なのでしょうが、西暦ではなく皇紀でした。皇紀は確か−660で西暦年になるはずなので、2534−660で1874年、つまり明治初期に建てられたということでしょう。
 この東門から、琴平電鉄の栗林公園駅へ移動し、一区間ですが瓦町駅まで乗車、この日最後のセンチスポット、ライオン通りへ向かいます。ライオン通りは高松市におけるいわゆるアーケード街で、実に様々な商店が立ち並んでいます。とはいえ、この日の私は散策も程ほどに撮影して、片原町駅から高松築港駅までここも一区間ですが、琴電を利用しました。

琴電栗林公園駅の駅名標。


センチスポットの一つ、ライオン通り。


高松築港駅ホームで撮影。
琴電の電車です。


サンポート高松にあるビルから撮影した夕焼け。
瀬戸の夕暮れとでも言いましょうか‥。

 高松築港駅に到着し、琴電の電車を撮影して再び高松駅へ。といっても、そろそろ日も傾きかけており、西の空がオレンジ色に染まるのを見て、高松シンボルタワー8階の屋上広場から夕焼けを眺めたり‥。あいにくと雲がかかっていましたが、それでも夕焼けの雰囲気を味わうに充分でした。真奈美もどこかでこの瀬戸の夕暮れを眺めているのかなぁ‥などと想いつつ後にし、夕食を取りホテルへ戻ることとしました。
 10月25日は、主に杉原真奈美が住まう高松周辺のセンチスポットを巡ったことになります。以前行ったことのある場所から初めて訪れる場所まで、写真撮影しつつ観光旅行としても面白いものです。瀬戸大橋はもちろん、平素穏やかな瀬戸内海がいたく気に入りました。昨年同様、比較的良い日和に恵まれたためかもしれませんが、それでも高松周辺には全体的に落ち着いた雰囲気のセンチスポットが多く、大人しい真奈美の性格と印象が重なるものです。今回行けなかった屋島や小豆島、金刀比羅宮等へも、いつの日か目指したいと思っております。


続く

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